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銭湯マナー:タオルを浴槽につけない
何故湯船にタオルを入れてはいけないのでしょうか?
湯船(お湯)を汚さないため、です。

 浴槽の表面が静かなところで、体を洗ったあとよくゆすいだタオルや、前日使ったタオルを、浴槽の中でもんでみると細かい石鹸カスが浮かび上がって来ることが多いですね。

 お湯の表面に石鹸カスが浮いているので水面下のろ過装置の吸い込み口から吸い込んでくれません。

 タオルをつける人が必ず何人かはいるので、対策として、浴槽につかったらお湯があふれるように水位設定をするのです。
 でも、浴槽の手前半分に浮いた石鹸カスや髪の毛はだんだん流れてくれますが、壁際や隣の浴槽などの方にあるのはいつまでも残るので、なかなかうまくいきません。

 体を洗っていない清潔なタオルであればよいのでは、と思うのですが、前回に体をあらったあとゆすいで乾かした、程度ではダメのようです。

 体を洗った後、タオルを充分にゆすいでも、やはり、石鹸でくるまれた垢や油が残ります。前回使った乾燥したタオルは、清潔で大丈夫そうに見えますが、再度お湯につけると、大量のお湯に薄められる広い浴槽では、垢のような残渣がお湯の表面に浮いてきます(実験ずみ)。

 髪の毛がタオルにくっついていて、お湯の表面に浮くこともあります。

 洗濯機などで洗うとダイジョウブのようです。

 でも、問題は、どの程度きれいかが、他の人にはわからないので、「タオルを入れてはいけない」ことにする、のは仕方がないですね。

 家庭のお風呂でも事情は同じですね。・・・・・


 先日、新しくできたスーパー銭湯に行った時、この点で感心させられました。銭湯マナーなど知らない人が多いせいでしょうねー。
どの浴槽も、ぶくぶく、ざーざー、どどど、で、ろ過したお湯が下から出ているだけの比較的静かな浴槽がひとつもなかったです。ウーム、と思わずうなってしまいました。
 さらに、浴槽の一角に切り込みがあって、こぼれそうなお湯は全て回収できる構造でした。ぶくぶくの設備費や電気代が大変やナー。


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